知らず知らずのうちに同じことばかり考えてしまうときは
- 小林 紋子
- 2022年8月13日
- 読了時間: 2分
ネガティブな心の声につい耳を傾けてしまう。
考えたいわけじゃないのに、頭から離れないことがあって気が滅入ってしまう。
そんな時は今、目の前で起こっていることに集中する練習を試してみてください。
呼吸リラクセーション
ゆっくりと呼吸(できれば腹式呼吸)をして気持ちを落ち着かせます。
深く呼吸をすることは、身体の緊張がほぐれたり気持ちがリラックスしたりする効果があります。
「鼻から息を吸って、口から細くゆっくり吐く」を繰り返しましょう。
例えば4秒吸って8秒吐くというように、吐く時間を長くするとより気持ちが落ち着きます。
息を吸うときにエネルギーが身体の中に取り込まれることをイメージし、吐くときには自分の中のネガティブな部分をすべて吐き出すことをイメージしてください。
無理に「心を無に」しようとしなくても大丈夫ですよ。
自分がどう呼吸しているのかを観察し、ただ呼吸をすることだけに意識を向けます。
時間があるときは5~10分程度続けてみましょう。
身の回りの音に耳を澄ます
今していることの手を一旦止めて、耳を澄ませましょう。
何が聞こえてきますか?
外から聞こえてくる車の走る音? 鳥の声? 夜なら虫の音?
雨は降っていますか? 風の音は聞こえますか?
部屋の中はどうでしょう? 時計の音、空調の音、服の擦れ合う音・・・?
音を分析する必要はありません。音楽を聴くように、ただゆったりと耳を澄ませてください。
感覚を研ぎ澄ましている間、後ろ向きな心の声は少しおとなしくしていてくれるはずです。
利き手と反対側の手を使う
日常のごく普通の動作、例えば歯磨きをする、髪をとかす、食事をするなどを、利き手でない方の手を使って行ってみてください。
普段当たり前のように行っている動作のはずなのに、なかなか上手くいかず、もどかしい思いをすると思います。
上手くできないので、このトレーニングを行っている間は今、やっていることにおのずと集中することになります。
一見、遊んでいるようにも見えてしまうトレーニングなので、人前で行うときには「やるよー」と宣言してからにしましょう(笑)
練習して今、この瞬間に意識を向けるスキルが身につくと、ネガティブな考えにとらわれる時間が少なくなります。
加えて今、やらなければならないことに集中することができるので、ここぞというときのパフォーマンスもぐんと上がるはずですよ(*^-^*)

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