自信が持てないあなたへ
- 小林 紋子
- 2023年3月18日
- 読了時間: 4分
短所を活かし、自分の強みを発見する方法
「自分の性格がもっとこうだったらいいのに」「自分のここがイヤ」と思うことはありませんか?
できないことばかりを指摘されて『自信を無くしてしまっている人』いませんか?
短所ばかりに目が行ってしまっているときに『自信を持つ』ことは難しいかもしれません。
あなたが短所だと思っているその部分を改善できるように練習することもできます。
が、その前に試していただきたいことがあります。
まず、あなたの『性格におけるコンプレックス』『短所だと思うこと』を書き出してみてください。
参考までに、以下は私自身の 特に「困ったものだ」「何とかしたいな」と感じていることなんですが・・・
融通が利かない、不器用、こだわりすぎて歩みが遅い、気が利かない、忘れっぽい、方向音痴、話下手、コミュニケーション下手、無理をしがち
これらを克服したいと思って努力はしていますが、実は さほどコンプレックスには感じていません。
何故なら、これらは良くも悪くも『自分の特徴』に過ぎず、場合によっては長所にもなり得ることがわかっているからです。
例えば。
不器用で融通が利かない のは物事と真剣に向き合い、自分の考えをしっかり持っているからとも言えます。
入念に調査をし、上手くいかなかった場合も想定しながら計画を立てて臨むので、不測の事態が起こるとあたふたしてしまいます(苦笑)
基本的に「自分のことは自分で」と思っているので、相手の求めていることに気付きにくく 気が利かない ことは自覚しています。
その代わり人に対して求めることもあまりなく、周りの言動も気にならないので至っておおらかです。
ちなみに、思いやりはある(はず💦)なので「人のために」動く意思は持ち合わせています。
忘れっぽくて 失敗したことが山ほどありますが、嫌なことがあっても 割とすぐ忘れることができるのは特技でもあります。
要は捉え方次第。
自分の「ここがダメだ」と思っていたことが『自信が持てない』原因ならば、見方を少し変えてみましょう。
思い返してみてください。
この性格、この特徴だからこそ良かったこと。
思いあたることはありませんか?。
「ダメだ」とばかり思っていたことが、実はそれこそ「自分の強み」だったという驚愕の事実😆
短所の数だけ長所もあります。
短所が多いなら長所も多いはず!
コンプレックスだと思っていたことが自分の強みだと気づくことができると、自信にもつながります。
それでは 実際に練習をしましょう。
先ほど挙げた『特徴』は、裏を返すとどんな長所だと考えられますか?
例)
短所 | 長所 |
融通が利かない、不器用、こだわりすぎ | まじめ、コツコツ努力型 |
気が利かない | 自立心がある |
忘れっぽい、方向音痴 | 失敗を引きずらない、嫌なことも忘れる |
歩みが遅い | 計画性が高く、用意周到、慎重 |
コミュニケーション力が低い、話下手 | 主体性・自己解決力があり、独りが平気 |
無理をしがち | 情に厚い、何事も全力投球 |
見比べてみると、改めて「ひとつの特徴を裏に表に解釈しているだけなんだな」と実感することができますね。
思いつかないときは、身近な人にも聞いてみましょう。
自分では「直したいところ」だと思っていたことが、 周りの人から見れば 実は「羨ましい」と思われていた、なんてこともあるかもしれません。
思いついた「長所」は付箋に書いて、先ほど書き出した「短所」の上から貼り付けてしまいましょう。
ポイントは 頭の中で考えるだけでなく、実際にやってみること。
不思議なことですが、この作業を繰り返すうちに、脳の認識も上書きされて、本当にそうだと思えるようになってきます。
このスキルを習得するには、練習を重ねることが必要です。

物事の受け止め方を変えてみる
「上書き」のスキルは、性格だけでなく実生活の中でも役に立ちます。
例えば・・・
・ 緊張してしまう
⇨ 緊張するのはうまくやろうとする向上心のあらわれだ
・ 苦手なことに取り組まなければならない
⇨ 新しく経験を積むチャンスだ スキルアップにもつながる!
・ 長期間仕事(学校、部活)を休まなければならなくなった
⇨ 自分自身を見つめなおす良い機会だ 今できることをやっておこう!
・ 失敗してしまった
⇨ 失敗しなければ問題に気づくことができなかったかも!? いい経験になった。
・ チームメンバーに選ばれなかった
⇨ どうしたら選ばれるのか、取り組む姿勢を見直すチャンスだ
・ 先生(先輩・上司)に怒られた
⇨ 指摘されたことを思い返してみよう! これは自分の言動を振り返るチャンスだ
・ 自分のことを批判する人がいる
⇨ これは視野を広げるチャンスだ アドバイスとして受け止めてみよう
上の例を参考に、日常の「困った」を書き出して視点を変えて上書きしてみましょう。
チームの課題であれば、個別に考えた後 仲間同士で考える機会を設けたりしても効果的です。
現状を柔軟に受け止めることができるようになると「悩み」に振り回されることもなくなりますよ。
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