すれ違う価値観 『常識を振り返る日』
- 小林 紋子
- 2023年10月25日
- 読了時間: 5分
更新日:2023年11月14日
「こんなこと当たり前よね」
「私、こういう人嫌い」
「○○さんがこんなことしてたの。非常識だよね」
何気なく口にしている言葉ですが・・・。
実は、隣にいるお友だちはそれを聞いてドキリとしているかもしれません。

あなたの『常識』、周りの人には??
私たちは、多くの『価値観』を抱えて日々過ごしていますが、自分の『価値観』について考える機会はなかなかありません。
何故なら『価値観』というのは、物事の判断をするときに『思考の基準』になる部分であって、それ自体が妥当かどうかなど検討するまでもなく『当たり前』のことだからです。
例えそれが「どんな内容であっても」です。
『価値観』は育った環境やこれまでの経験の中で身に付いたものなど、数えきれないほどたくさんあります。
どれもこれも、あなたにとっては『紛れもない真実』。
しかし、残念ながらあなたが『正しいと信じて疑わないこと』を他の人もその通りだと思っているとは限りません。
時代、立場、場所が変われば、『常識』は変わります。
ここに気付くことができないと、自分よがりな『常識』を人に押し付けてみたり、誰かを責め立てて傷つけてしまったり・・・。
人間関係のもつれに発展する恐れもあります。
人とのすれ違いはそれぞれの『常識のズレ』から、人との衝突はお互いの『常識同士の衝突』から生まれるもの。
要は、あなたの主張が『正論』であるように、相手も『正論』を言っているだけなんです。
『価値観の違いは単なる多様性』と互いに理解し合え、互いに受け入れられるようになれば、必要以上のイライラを防ぐことはできますね。

中には、信じていても報われない『不合理な信念』というのもあります。
人生は公平であるべき、努力は報われるべき、皆と仲良くすべき、常に成功しなければならない・・・
え? 何がいけないの? ・・・って思いません??
それです(笑) それが『価値観』。
一見もっともなことのように思えたりもしますが、いつどんな状況でもその『価値観』がプラスに働くとは限りません。
「こうあるべきだ!!」に囚われすぎると、時として自分自身を苦しめることにもなりかねません。
自分がどのような『価値観』を持ち、それらを「どの程度」望み、信じているのか・・・。
その考えは周りの人とどのくらい差があるのか・・・
今日を『自分の常識を振り返る日』にしませんか?

『常識』を振り返る取り組み
1. 自分の『価値観』を明確にする
無意識の中に埋もれている『価値観』を掘り出していきましょう。
まず、あなたが普段大事にしている『価値観』を絞り出し(笑)10個くらい書いてみます。
『価値観』を探すときは、「~すべき」「~すべきでない」「~なはずだ」「~でなければならない」という言葉を文末につけると見つけやすくなりますよ😊
また、『価値観』は一見似ているようでも、人によって程度が違いますから、誰が見てもわかるよう、具体的に書いてくださいね。
例えば「時間を守るべき」という『価値観』を持っていたとして🤔
「10時に集合しよう!」となったとき、「10分前に集合すべき」と思う人もいれば、「10時ちょうどについていればOK👌」と思う人もいます。
中には「5分くらい遅れても まぁいっか♪」と思う人もいます。
2. 人の『価値観』と比べてみる
『価値観』そのものに「正しい」とか「間違っている」ということはありません。
注目していただきたいのは「あなたが正しいと信じて疑わない『価値観』のほとんどは、他の人のそれとは大なり小なり違いがある」という点です。
次に、『あなたの価値観』と『周りの人の価値観』とのズレを明確にしていきましょう。
① 先ほど書き出した『価値観』の中から、特に「誰が何と言おうと、これだけは譲れない!」と感じるものを3つ程選びます。
② 選んだ『価値観』が、どれ程譲れないものか、+3~ー3までの7段階で評価します。

| 譲れない『価値観』 | 自分の評価 |
1 | | |
2 | | |
3 | | |
③ 友人や家族に、あなたが選んだ『 価値観』をどう思うか聞いてみましょう。
先ほどの7段階評価でどの程度かを聞き出し、書き込みます。
「まったくもって理解できない。真逆の考え」ならー3、「自分とは違う考え方。賛成はできないけど、まあそういう考え方もあるか🤔」と思ったらー2~ー1へ。
「どちらでもない」「正直どちらでもよい」なら0。
「そうそう、その通り!」と思ったら+3で、「どちらかと言えば賛成かな🤔」なら+1~+2へ。
合わせて、理由も聞いてみましょう。
もしかしたら「今まで自分の価値観を押し付けて、相手を困らせていた」なんてことがわかったりするかも!?
できるだけたくさんの人にインタビューしてくださいね。
考え方は十人十色。
自分の『常識』は、自分が思うほど世間の人にとって「そうでもなかった」ことに気付きます。
| 他の人の評価 | 理由 |
1 | | |
2 | | |
3 | | |
選んだ3項目がすべて全員そろって+3になることはないはずです。
「この人は『常識』が通じないゎ」と言って、人間関係まであきらめてしまわないでくださいね。
「自分の『常識』を押し付けるのがダメなら私だけが我慢しなければいけないの??」かと言えば、そういうことでもありません。
「どうしてもここが気になる、ここが許せない」ならシンプルにお願いするのが一番😊
感情的に相手を責めるよりずっと伝わりやすいはずです。
先ほどの「時間は守るべき」を例に挙げるなら・・・
「遅刻するのに連絡の一つもないってどうなの?」よりは「時間に間に合わなそうだったら、そうとわかった時点でどのくらい遅れるのか連絡くれると嬉しいな。」という具合に。
この一連の取り組みは、互いの価値観の違いが明確になるので、それぞれの意見に折り合いをつけたいときや、ルールをつくりたいときにも便利です。
「話し合っても平行線のままで価値観の溝が埋まらない💦」
「お願いしても聞いてくれなかった😢」
など新たな壁にぶつかってお困りの方はこちらへご連絡ください ⇩⇩⇩
共に考え、共に取り組み、共にゴールを目指しましょう!!
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